写真において、照明はイメージを左右する重要な要素である。光の種類によって、写真の雰囲気やトーン、全体的な印象は大きく変化する。写真撮影における照明には、おもにソフトライトとハードライトの2種類がある。この2つの照明にはそれぞれ異なる性質があり、効果的な使い分けを知ることで、写真撮影のスキルを一段と高めることができる。
ソフトライトとハードライトは、被写体を照らす光の質のことを指す。ソフトライトは拡散性があり、穏やかで、光から影への変化が緩やかである一方、ハードライトは厳しく、強烈で、光から影への変化がシャープである。光の質の違いは、おもに光源の大きさと光源と被写体との距離によるものである。