Tim Joda
Tim Joda教授(DMD、PhD、MSc、MBA)は、2022年よりチューリッヒ大学再建歯科クリニックの再建歯科におけるeヘルスの責任者を務めている。歯科補綴学、歯周病学、インプラント学の三学会認定医である。歯科補綴学と生体材料の修士号、デジタルインプラントワークフローの博士号、エグゼクティブ経営学修士号(executive MBA)を取得。ベルン大学の元ITI スカラー(2011年)であり、2016年にvenia legendi(「Privatdozent」)を授与され、2018年に准教授に任命された。Joda教授は、ベルンのデジタル再建技術・インプラント学部門の創設ディレクターでもある。2018年、バーゼル大学再建歯科学講座の副講座長兼卒後教育プログラムディレクターに任命された。主席研究員を務め、AIやMLを用いたデジタル技術やe-ヘルスデータ管理分野におけるインプラントワークフローや補綴治療コンセプトの臨床研究やトランスレーショナルリサーチに積極的に取り組んでいる。
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このナラティブレビューでは、診断からメインテナンスまでのデジタルインプラントワークフローに沿って、インプラント歯科におけるAIの現在の応用例を探る。おもな分野としては、歯科用画像処理、治療計画、ガイド付きインプラント手術、患者モニタリングなどが取り上げられ、AIがすでに影響を及ぼしている分野と、将来的に役割を果たす可能性のある分野が示されている。
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International Team of Implantology(ITI)は、5年ごとにコンセンサス会議を開催し、インプラント歯科治療において関心の高い分野のエビデンスの現状をレビューしている。第7回ITIコンセンサス会議は、2023年5月にリスボンで開催された。グループ2のテーマは「テクノロジー」であり、次の3つの研究課題に焦点が当てられた:(1)インプラント修復物の加法的製造と減法的製造、(2)既製アバットメントとカスタムアバットメントの残存率、合併症、審美性の比較、 (3)臼歯部インプラント支持型マルチユニット固定性補綴装置の残存率。
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この論文では、インプラント関連歯科医療と歯科教育における拡張現実、複合現実、仮想現実機器の導入に関する最新の関連科学情報を紹介し、これらの機器の現在および潜在的な使用に関する構造化された実践的な提言を行う。